“貨物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろもの44.4%
かもつ33.3%
くわもつ11.1%
くわぶつ5.6%
たから5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてささやいた。「おれは盗んだのだ。何百万と云う貨物しろものを盗んだ。おれはミリオネエルだ。そのくせかつえ死ななくてはならないのだ。」
橋の下 (新字新仮名) / フレデリック・ブウテ(著)
そして、まねで、昨夜ゆうべふね難破なんぱして、っていたものは、みんなに、貨物かもつはすっかりうみそこにうずもれてしまったことをげました。
青いランプ (新字新仮名) / 小川未明(著)
市街まち中程なかほどおほきな市場いちばがある、兒童こども其處そこへ出かけて、山のやうに貨物くわもつつんであるなかにふんぞりかへつて人々ひと/″\立騒たちさわぐのをて居る。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
えず其邊そのへん航路かうろ徘徊はいくわいし、ときにはとほ大西洋たいせいやう沿岸えんがんまでもふね乘出のりだして、非常ひじやう貴重きちやう貨物くわぶつ搭載とうさいしたふねると、たちまこれ撃沈げきちんして、にくよくたくましうしてるとのはなし
あしき人はその生ける日の間つねに悶え苦しむ……その耳には常に怖ろしき音きこえ、平安の時にも滅ぼす者これに臨む……彼は富まず、その貨物たからは永く保たず
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)