“逆捩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さかねじ50.0%
さかね33.3%
さかねぢ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いえ、第一、彼奴あいつの心得方が間違ってるサ。廃人なら廃人らしく神妙にして、皆なの言うことに従わんけりゃ成らん。どうかすると、彼奴は逆捩さかねじ
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と小室君は直ぐに逆捩さかねじを食わされるから、深く立ち入って註文をつけることが出来ない。
秀才養子鑑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
同業者のこれにかかりては、逆捩さかねぢひて血反吐ちへどはかされし者すくなからざるを、鰐淵はいよいよ憎しと思へど、彼に対しては銕桿かなてこも折れぬべきに持余しつるを、かなはぬまでも棄措すておくは口惜くちをしければ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)