“近村”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんそん88.9%
ちか11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじ利根川とねがは開鑿工事かいさくこうじつてた。あきころから土方どかた勸誘くわんいう大分だいぶうまはなしをされたので近村きんそんからも五六にん募集ぼしふおうじた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
正月三日はもとより雪道なれども十里廿里より来りて此うら佐に一宿し、此堂押だうおしあふ人もあれば近村きんそんはいふもさらなり。*11
是からねえ盆過ぼんすぎになると、近村ちかの者が湯治にめえりますので、四万の方へくと銭もかゝって東京のお客様がえらいというので、大概ていげい山口へ来て這入へえる、此処が廿年さきには繁昌したものだアね
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)