“込入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こみい69.2%
こみいつ7.7%
こみいり7.7%
こみいる7.7%
コミイリ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或時期に達した処女が異性を見て好悪こうおの情を動かし、進んでは恋愛の感情にまで込入こみいるのは、食事や睡眠の欲望と共に自然の要求であって
私の貞操観 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
順養子じゆんやうしなさねば成ずいやサ是は只某しが話なり尤も夫には又種々しゆ/″\込入こみいつたる仔細しさいも有べししかしながら建部郷右衞門ばんすけ十郎兩人の家來は先平助へ對しての義理あひも思ひ彼是かれこれにて弟藤三郎を家督かとくにせん事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取返とりかへし候處九助妻と申者は九助の厄介やつかいになり居る伯父九郎兵衞の娘にて九助とは從弟續いとこつゞきに候と云ば文左衞門はハテサテ込入こみいりし儀ぢやなと言を藤八は又語を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
引連て大津屋方の表裏の口より上意々々と呼はりて込入こみいるいな双方さうはうより組付たり段右衞門は惡事あくじ露顯ろけんと思ふものから心得たりと筋斗もんどり打せて投つくれども捕方とりかたの者は大勢にて取圍み殊に不意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
兄ハ十五、弟ハ十三、マダ若輩ジヤクハイナガラ、一番ニ乗入ル。内ノ者共ツヅイテ込入コミイリ、即時ニ攻破ツテ天主ニ詰メヨスル。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)