“車海老”の読み方と例文
読み方割合
くるまえび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤い車海老くるまえびはパセリの葉の蔭に憩い、ゆで卵を半分に切った断面には、青い寒天の「壽」という文字がハイカラにくずされて画かれていた。
逆行 (新字新仮名) / 太宰治(著)
その様子が真に迫っていると云って、おときは背中を車海老くるまえびのようにして笑った。
果樹 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
彼の庖丁の下で威勢よく跳ね返る明石鯛や車海老くるまえびのピチピチした姿も浮かんだ。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)