赫映姫かぐやひめ)” の例文
そのうちで、よるひるもぶっとほしにいへそばはなれずに、どうにかして赫映姫かぐやひめつてこゝろざしせようとおも熱心家ねつしんか五人ごにんありました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
……おう、儂はどんなにか待ちこがれておったことじゃろう。なよたけの赫映姫かぐやひめはとうとうこの儂に授けられたのですじゃ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
すると、まばゆいようにかゞやをんながゐます。これこそ赫映姫かぐやひめちがひないとおぼしてお近寄ちかよりになると、そのをんなおくげてきます。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
儂だけが知っているなよたけの赫映姫かぐやひめの語りつたえですじゃ。儂の夢ですじゃ……
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
それでも、どうにかして赫映姫かぐやひめ自分じぶんつまにしようと覺悟かくごした五人ごにんは、それ/″\いろいろの工夫くふうをして註文ちゆうもんしなつけようとしました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
御存知なのか? 貴方は御存知なのか? 儂の夢を御存知なのか?……貴方はあのなよたけの赫映姫かぐやひめの話を聞きたいとおっしゃるのじゃな? あの昔からのいいつたえを信じて下さると云うのじゃな?
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)