“貴辺”の読み方と例文
読み方割合
あなた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こいつ嗅(か)がされては百年目、ひょいと立って退(すさ)ったげな、うむと呼吸(いき)を詰めていて、しばらくして、密(そっ)と嗅ぐと、芬(ぷん)と——貴辺(あなた)。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……と申すがやはり、貴辺(あなた)にお目に掛(かか)りましてからの分別で。ぱっと美しいもので目が眩(くら)みました途端には、ただ我を忘れて
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
怪(け)しからぬ山伏め、と貴辺(あなた)がお思いなされたで好都合。その御婦人が手前の異形に驚いて、恍惚(うっとり)となられる。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)