誰々だれだれ)” の例文
目ぼしい地主たちのことを訊ねた——誰々だれだれは農奴を幾人もっていて、まちからどのくらい離れたところに住んでいるか、どんな性質の男で、市へは余程たびたび出て来るのか
もうどんなにいそいでもぬれないというわけにはいかない。からだの加減かげんわるいものは誰々だれだれだ。ひとりもないか。はたけのものや木には大へんいいけれどもまさか今日こんなにきゅうに降るとは思わなかった。
この雪にあえて会する誰々だれだれ
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)