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誦
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くちずさ
ふりがな文庫
“
誦
(
くちずさ
)” の例文
だが彼の心は、瞬間明るくなって、先年
三形王
(
みかたのおおきみ
)
の御殿での
宴
(
うたげ
)
に
誦
(
くちずさ
)
んだ即興が、その時よりも、今はっきりと内容を持って、心に浮んで来た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
わたくしは年々枕山がつくる所の詩賦を
誦
(
くちずさ
)
み、昔江戸の詩人の佳節に逢うごとに、いかにその風月を賞して人生至上の楽事となしたかを思い
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ルックザックの底に残っていたわずかな菓子などを片附けて落着くと、山の歌が
誦
(
くちずさ
)
まれる。そしてこの
登攀
(
とうはん
)
の喜びや、心に生々と
甦
(
よみが
)
える岩の回想を語り合う。
一ノ倉沢正面の登攀
(新字新仮名)
/
小川登喜男
(著)
だが彼の心は、瞬間明るくなつて、去年六月、三形王のお屋敷での
宴
(
うたげ
)
に
誦
(
くちずさ
)
んだ即興が、その時よりも、今はつきりと内容を持つて、心に浮んで来た。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
誦
漢検1級
部首:⾔
14画
“誦”を含む語句
暗誦
口誦
読誦
誦経
復誦
諷誦
念誦
諳誦
朗誦
一誦
黙誦
讀誦
大誦
誦念
諷誦文
誦読
愛誦
吟誦
拝誦
伝誦
...