觀物みもの)” の例文
新字:観物
紀の國屋の嫁入仕度は、飯田町から神田へかけても噂になつた程で、その虫干の豪華さは、若い娘達に取つて、夢のやうな觀物みものでもあり、羨望の的でもあつたのです。
きしうへあつまつた一たいは、それこそ滑稽こつけい觀物みものでした——とり諸羽もろは泥塗どろまみれに、動物けもの毛皮もうひ毛皮もうひ膠着くツつかんばかりに全濡びしよぬれになり、しづくがたら/\ちるのでからだよこひねつて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
最後の觀物みものは、二人の娘が、すつかり濡れて、水から這ひ上がつたところでした。