“覚運僧都”の読み方と例文
読み方割合
かくうんそうず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覚運僧都かくうんそうずについて、疑義を、御垂示うけたいと存じて参りました。からだは、このとおり健固にございますゆえ、どうぞ、御安心くださいまし」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから月の白い道を、露に濡れて、法隆寺の門に辿たどりついたのは、夜も更けたころで、境内の西園院さいおんいんの戸をたたき、そこに、何もかもそのままに一睡いっすいして、明る日、改めて、覚運僧都かくうんそうずに対面した。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)