“俊寛僧都”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅんかんそうず80.0%
しゆんくわんそうづ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新大納言の君の御発意ごほついで、この月十三日ごろ鹿ししたに俊寛僧都しゅんかんそうずいおりに、同気のともがらがうちつどうて、何かと、お談じ申したいとのことであるが、貴公にも
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
島がくれゆく京洛みやこの船を呼び返している俊寛僧都しゅんかんそうずの悲しみが、生々しい実感で今松の胸へと伝わってきた。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
白状に及ぶ程のことなれば總身そうしんにくおち頬骨ほゝぼね高く眼はくぼみ色蒼然あをざめ髯髭ひげ蓬々ぼう/\としたる體彼の俊寛僧都しゆんくわんそうづが鬼界ヶ島のおもかげもかくやとばかり思はれて藤八お節も目も眩み心も消え入る體なりしが漸々やう/\に涙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)