“西園院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいおんいん50.0%
さいをんゐん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから月の白い道を、露に濡れて、法隆寺の門に辿たどりついたのは、夜も更けたころで、境内の西園院さいおんいんの戸をたたき、そこに、何もかもそのままに一睡いっすいして、明る日、改めて、覚運僧都かくうんそうずに対面した。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは六月二十五日に法隆寺西園院さいをんゐんにゐたと云ふことである。即ち神辺を立つてから第三十一日である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)