“見台”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんだい95.0%
みだい5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滔々とうとうたる天下その師弟の間、厳として天地の如く、その弟子は鞠躬きくきゅうとして危座し、先生はしとねに座し、見台けんだいに向い、昂然として講ず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
算木さんぎ筮竹ぜいちく、天眼鏡、そうして二、三冊のえきの書物——それらを載せた脚高あしだか見台けんだい、これが店の一切であった。葦簾よしずも天幕も張ってない。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
交番の前では、おまわりさんが、見台みだいでは、消防署のおじさんが、やっぱり、人形のように動かなくなって、空を見つめていました。
妖人ゴング (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)