“裏白”の読み方と例文
読み方割合
うらじろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうですか——ですが、ここからまいりますと、木元きもと裏白うらじろなんていう、けわしい山や峠ばかりで、いくら山好きでもあきあきしますぜ」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その片隅かたすみ印袢天しるしばんてん出入でいりのものらしいのが、したいて、さい輪飾わかざりをいくつもこしらへてゐた。そば讓葉ゆづりは裏白うらじろ半紙はんしはさみいてあつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
〆縄しめなわ裏白うらじろ、橙、ゆずり葉、ほん俵、鎌倉海老えびなど、いずれも正月に使用するものですから「相更あいかわらず……」といって何事も無事泰平であるように