“衝当”のいろいろな読み方と例文
旧字:衝當
読み方割合
つきあた80.0%
つきあたり10.0%
つきあ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
色は白いが顔の地のあれた廿二三のおんな衝当つきあたりの六畳へ燈を点けて、こちらへと云うに貞之進はついて這入ると、この家はごと間ごと瓦斯を用いてある
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
「ええ、存じています。あの衝当つきあたりにあるのが摂津国屋の墓でございます。」抱かれている穉子おさなごはわたくしを見て、しきりに笑っておどり上がった。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
初めのうちは青い道を行ってもすぐ赤い道に衝当つきあたるし、赤い道を辿たどっても青い道に出遇であうし、欲張って踏みまたがって二つの道を行くこともできる。
二つの道 (新字新仮名) / 有島武郎(著)