行手いくて)” の例文
かれはまづ眞直まつすぐるきした。左右さいうにも行手いくてにも、だうやうなものや、ゐんやうなものがちよい/\えた。けれどもひと出入でいり一切いつさいなかつた。こと/″\寂寞せきばくとしててゝゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼はまず真直まっすぐに歩るき出した。左右にも行手いくてにも、堂のようなものや、院のようなものがちょいちょい見えた。けれども人の出入でいりはいっさいなかった。ことごとく寂寞せきばくとしててていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)