蠅頭じょうとう)” の例文
爺さんが北海道に帰ってからよこした第一の手紙は、十三行の罫紙けいし蠅頭じょうとうの細字で認めた長文の手紙で、農とも読書子ともつかぬ中途半端ちゅうとはんぱな彼の生活を手強く攻撃したものであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)