“蠅帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいちょう75.0%
はへちやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟は私たちに茶を勧めたのち、その不自由な下体を斜めにずって行って、蠅帳はいちょうから瀬戸鉢を取出し、私たちの前に置きました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
水屋か蠅帳はいちょうへ一応入れて置かなければならない。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
あいちやんは脚下あしもと生物いきものころすのをおそれて其甕そのかめはふさうとはせず、其處そことほりがけに蠅帳はへちやうひとつにれをしまひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
最初さいしよあいちやんはした、それから今迄いまゝでことらうとしましたが、眞暗まツくら何一なにひとえませんでした。そこあいちやんは井戸ゐどの四はうて、其處そこ蠅帳はへちやうたなで一ぱいになつてることをりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)