“虎刺拉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
これら50.0%
コレラ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうして朽ちかかつた家々のランプのかげから、死に瀕した虎刺拉これら患者は恐ろしさうに蒲団を匍ひいだし、ただぢつと薄あかりの中に色変へてゆく五色花火のしたたりに疲れた瞳を集める。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
九月に入つて登記所の庭に黄色い鶏頭の花が咲くやうになつてもまだ虎刺拉コレラは止む気色もない。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)