“蘇山人”の読み方と例文
読み方割合
そさんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一六はいやだ、と怪庵口をとがらしていふ。きのふ蘇山人そさんじんに貰ひたる支那土産の小筆二本と香嚢こうのうとを出させて怪庵に示す。
明治卅三年十月十五日記事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
日本語をくする事邦人に異らず、蘇山人そさんじん戯号ぎごうして俳句を吟じ小説をつづりては常にわれらをしりえ瞠若どうじゃくたらしめた才人である。故山こざんかえる時一句を残して曰く
羅氏俳号を蘇山人そさんじんと称す。大清だいしん公使館通訳官浙江せっこうの人羅庚齢らこうれいの長子なり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)