“瞠若”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうじゃく84.6%
だうじやく15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さほど知れ切った事でも黙っていては顕われず、空しく欧米人をして発見発見と鼻を高からしめ、その後に瞠若どうじゃくたりでは詰まらぬ。
ロンのパリ音楽院の教授としての声名もすばらしいが、その演奏家としての腕前も、有髯ゆうぜん男子を瞠若どうじゃくたらしめるものがある。
余は彼の評論に就きて満足すること能はざるところあるにも係らず、其気鋭く胆大にして、幾多の先輩を瞠若だうじやくせしむる技倆に驚ろくものなり。
勝敗真に時の運とせば、吾人は、トルストイを有し、ゴルキイを有し、アレキセーフを有し、ウヰツテを有する戦敗国の文明に対して何等しりへに瞠若だうじやくたるの点なきや否や。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)