“瞠目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうもく80.0%
だうもく16.7%
みは3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは文壇の現象としてはかなり唐突だったので、文人諸家は驚異に近く瞠目どうもくしたし、読者側ではどよめき立って好奇心を動かし続けた。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
これ実に愕心がくしん瞠目だうもくすべき大変転也。歴史の女神はかつて常に欧洲の天を往来して、いまほとんど東洋の地に人間あるを知らざりき。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
というわたしをこの人はまだこどものように見てなにかと覚束ながる。たがいに眼を瞠目みはって、よくぞこのうき世の荒浪あらなみうるよと思う。
愛よ愛 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)