“蘆薈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろくわい50.0%
ろかい33.3%
マグアイ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巖頭に小さき塔ありて、美しき入江の景色の、遠く大小二島の邊まで見ゆる處より、蘆薈ろくわい、「ミユルツス」の間を通ずる迂曲うきよくせる小みちあり。
灰皿にも用いよう。がねがわくば、竜涎りゅうぜん蘆薈ろかい留奇とめきの名香。緑玉エメラルド、真珠、紅玉ルビイらせたい。某国なにがし——公使の、その一品ひとしなおくりものに使ってから、相伝えて、外国の註文が少くない。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
とうもろこし、木綿、とうがらしのほかに、蘆薈マグアイ、カカオ、ヴァニラなども取れる。蘆薈の葉の繊維は紙に、汁は酒にするのである。カカオの豆は小貨幣として通用し、チョコラトゥルにする。
鎖国:日本の悲劇 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)