“落度”の読み方と例文
読み方割合
おちど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は自分の落度おちどを度外視して忠実な車掌を責めるような気もなければ、電気局に不平を持ち込もうというような考えももとよりない。
雑記(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
自分の落度おちどを訴えるように、相手がたぐる話の糸に引き出方れて、その話すところ訴えるところに、少しも包みかくしがないのです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほんの近いところですけれども、一人で夜歩きをなさったのが、あの方の落度おちどでございますね、その帰りにやられてしまったんでございます。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)