“茶亭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さてい50.0%
ちゃてい25.0%
パヴィリオン12.5%
ちやてい12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六三園は純粋の日本式庭園で、諏訪明神のほこらがあり、地蔵の石像があり、茶亭さていが設けられ、温室には各種の花が培養せられて居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
桃園の茶亭ちゃていで、手枕のまま酔いつぶれていた。春の真昼である。鍋鶴なべづるやら水禽みずどりやら近くの泉で啼いている。霏々ひひとして花が飛ぶ。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本当にうちに誰もサモヷルやコーヒーの世話をするかたがなけりゃ、月給の半分を茶亭パヴィリオンで飲んでおしまいになるようになるのも無理はありませんわ。
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
やがて、この集會つどひをはると、十間近まぢかで、いよ/\弦月丸げんげつまる乘船のりくみ時刻じこくとはなつたので、濱島はまじま一家族いつかぞくと、わたくしとはおな馬車ばしやで、おほくひと見送みおくられながら波止塲はとばきたり、其邊そのへんある茶亭ちやてい休憇きうけいした