苦汗にがり)” の例文
重吉は真水をとったあとの苦汗にがり湯を浴びていたのでそうしたこともなかったが、月の終り頃になるとみな頭まで腫れがきて、寝框にあおのけに寝たきり、眼玉を動かすこともできず
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)