“にがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニガリ
語句割合
苦汁25.0%
滷汁25.0%
苦汗25.0%
鹹酸25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん主成分は塩化ナトリウムであるが、俗にいう苦汁にがりすなわち塩化マグネシウムが、粗製塩には、かなりの量はいっている。
塩の風趣 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
しかし苦汁にがり分の多い日本の粗塩あらじおも、またそうすてたものではない。たとえば鯛のうしおなどは、私は粗塩のほうが好きである。
塩の風趣 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
越後地方では木をえぐって作った塩槽の上に塩をかますのままで置き、その底にたまる滷汁にがりをメダレと呼んでいた。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
重吉は真水をとったあとの苦汗にがり湯を浴びていたのでそうしたこともなかったが、月の終り頃になるとみな頭まで腫れがきて、寝框にあおのけに寝たきり、眼玉を動かすこともできず
重吉漂流紀聞 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
若し鹹酸にがりの味が過ぎて舌に刺激が強過ぎますと隙さずトーストパンの端を口へさし込んでやります。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)