“芳崖”の読み方と例文
読み方割合
ほうがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無理かも知れぬが、試みに画家に例えるならば、栖鳳せいほう大観たいかんのうまさではない。靫彦ゆきひこ古径こけいでもない。芳崖ほうがい雅邦がほうでもない。華山かざん竹田ちくでん木米もくべいでもない。呉春ごしゅんあるいは応挙おうきょか。ノー。
河豚のこと (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
椿岳は芳崖ほうがい雅邦がほうと争うほどな巨腕ではなかったが、世間を茶にしてなぐった大津絵おおつえ風の得意の泥画は「おれの画は死ねば値が出る」と生前豪語していた通りに十四、五年来著るしく随喜者を増し
僕の叔母おば狩野勝玉かのうしょうぎょくという芳崖ほうがい乙弟子おとでしに縁づいていた。僕の叔父おじもまた裁判官だった雨谷うこくに南画を学んでいた。しかし僕のなりたかったのはナポレオンの肖像だのライオンだのをく洋画家だった。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)