“雅邦”の読み方と例文
読み方割合
がほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きょう日、雅邦がほうの絵は万金の値を生じているが、日本最初の博覧会に出品した時には、入選することさえできず、また初期の美術展覧会に落選していた。
現代能書批評 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
橋本雅邦がほう川端玉章かわばたぎょくしょう、狩野友信とものぶ結城正明ゆうきまさあきなどいう先生方が絵画の方を受け持たれ、木彫は竹内久一先生、それから私が這入ってその方をやっておった。
先日の朝日新聞社の大展覧会でみた雅邦がほうでもコケオドシとしか見えなかった。春挙しゅんきょでも子供だましとしか思わなかった。そんな目で展覧会を見て評をするのは気の毒のような気もする。
昭和二年の二科会と美術院 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)