“芝栗”の読み方と例文
読み方割合
しばぐり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高品さん夫妻と私の三人だけで、芝栗しばぐりき、茶をすすりながら話していたとき、夫人がふと思いだしたような顔つきで云った。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ちひさな芝栗しばぐり偶然ひよつくりちてさへおどろいてさわぐだらうとおもふやうに薄弱はくじやく蟋蟀こほろぎがそつちこつちでかすかにいてる。一寸ちよつと他人ひとにはれぬ場所ばしよであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)