“腰帯”のいろいろな読み方と例文
旧字:腰帶
読み方割合
こしおび37.5%
こしあて12.5%
ようたい12.5%
シェルベ12.5%
シェルペ12.5%
バンド12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いちばん年上の男は腰帯こしおび水筒すいとうを下げ、頭のそばにはパン種のはいらないパンをいれたふくろをもっていましたが、この男がつえで砂の上に正方形をえがいて
またもう一名は、古物だが、錦襴きんらん腰帯こしあてに、おなじく大刀だんびらたいし、麻沓あさぐつの足もかろげに、どっちもまず、伊達な男ッ振りといえる旅の二人が、何か、笑い声を交わしながら峠を北へ降りかけて来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんとなく里恋しく、魯智深は墨染すみぞめの衣に紺の腰帯ようたいをむすび、僧鞋くつを新たにして、ぶらと文殊院もんじゅいんから麓道ふもとのほうへ降りていった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
立ちたる人の腰帯シェルベ、坐りたる人のぼうひもなどを、風ひらひらと吹靡ふきなびかしたり。
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
目もあやに、立ちたる人の腰帯シェルペ、坐りたる人の帽のひもなどを、風ひらひらと吹きなびかしたり。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
夫々一挺宛の短銃を腰帯バンドの間に備へるのを忘れたことはなかつた。