腥氣せいき)” の例文
新字:腥気
母屋おもやから廊下傳ひに續いて、其處にはおびたゞしい金銀と、數代にわたつてたくはへた骨董こつとう類が入れてあるのですが、三重の扉を開くとムツと腥氣せいきが漂つて、一歩踏み込んだ孫三郎も、思はず足を淀ませました。