“脩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさ41.7%
をさ25.0%
おさむ8.3%
おさま8.3%
おさめ8.3%
しゆう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ち木石ぼくせきならざる人生の難業ともいうべきものにして、既にこの業をおさめて顧みて凡俗世界を見れば、腐敗の空気充満して醜に堪えず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
前生にありしときおのれをよくをさめ、慈悲の心もはらに、他人ことひとにもなさけふかくまじはりし人の、その善報によりて、今此のしやうに富貴の家にうまれきたり
矢島優善やすよしの名をゆたかと改めたのもこの年である。山田専六の名をおさむと改めたのは、別に記載の徴すべきものはないが、やや後の事であったらしい。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかして羅瑪のわざわいまぬかれず。しかれども一日も王者なかるべからず、また一日も教なかるべからず。それ教なるもの人心をおさむるの具なり。心正しければ身おさまる。身脩れば家ととのう。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
世界の公法をもって世界の公事くじを談じ、内には智徳をおさめて人々の独立自由をたくましゅうし、外には公法を守て一国の独立をかがやかし、はじめて真の大日本国ならずや。
中津留別の書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
もつぱら支那風のしゆう身学を修めさせまして、書物なども、劉向列女伝リユウキヤウれつじよでんなどと申す様なものばかり読ませておりましたから、私もいつとはなくその方にのみ感化されまして
こわれ指環 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)