“耄(ほ)” の例文
過日の重態ののち母が急に病み耄(ほ)けて子供らしくなったために私は憚(はばか)るところなくこのように母を愛撫し、母もまた快くそれを受けることができるのである。
母の死 (新字新仮名) / 中勘助(著)
我に二六糧(かて)からんとならば二七力量(りきりやう)の男どもこそ参りつらめ。你がやうの二八耄(ほ)げたる形(さま)してねぶりを魘(おそ)ひつるは、狐(きつね)狸(たぬき)などのたはむるるにや。二九何のおぼえたる術(わざ)かある。
さめぬ白日(まひる)の夢に耄(ほ)れ
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)