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ほん
ふりがな文庫
“
翻
(
ほん
)” の例文
旧字:
飜
こころよい、なつかしい、身に
沁
(
し
)
みる等と
翻
(
ほん
)
していい場合が多い。𪫧怜を「あはれ」とも訓むから、その情調が入っているのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
帰路は海に沿うて南し、常陸の
潮来
(
いたこ
)
に遊んだ。服部南郭の昔俗謡を
翻
(
ほん
)
した所で、当時猶狭斜の盛を見ることが出来たであらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
いずれにしても翻訳ということはずいぶん困難な事業でありますが、それについて想い起こすことは、かの「五
種
(
しゅ
)
不
翻
(
ほん
)
」ということであります。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
原註。「イル、カワリエル、セルヱンテ」又「チチスベオ」、今侍奉紳士と
翻
(
ほん
)
す。此俗
本
(
も
)
とジエノワ府
商賈
(
しやうこ
)
より出づ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
高踏派の壮麗体を訳すに当りて、多く
所謂
(
いはゆる
)
七五調を基としたる詩形を用ゐ、象徴派の
幽婉
(
ゆうえん
)
体を
翻
(
ほん
)
するに多少の変格を
敢
(
あへ
)
てしたるは、その
各
(
おのおの
)
の原調に適合せしめむが
為
(
ため
)
なり。
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
「いたく」は、強く、熱心に、度々、切実になどとも
翻
(
ほん
)
し得、口語なら、「そんなに鳴くな」ともいえる。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「ゆゆし」は、
慎
(
つつ
)
しみなく、
憚
(
はばか
)
らずという意もあって、結局同一に帰するのだから、此歌の場合も、「慎しみもなく」と
翻
(
ほん
)
してもいいが、忌々しいの方がもっと直接的に響くようである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
翻
常用漢字
中学
部首:⽻
18画
“翻”を含む語句
翻弄
翻然
翻筋斗
翻々
翩翻
虞翻
掀翻
翻身
翻覆
翻訳
海翻車
翻案
任翻
翻意
翻倒
翻訳料
翻訳名義集
翻訳書
翻訳的
翻訳口調
...