“義憤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎふん87.5%
ただしきいかり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、彼の頭に映っている謙蔵と、目の前にしょんぼり立って泣いている誠吉とを結びつけて考えながら、一種の義憤ぎふんにかられて来た。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
読みくだしてゆくうちに、伊那丸の目はいっぱいななみだになった。義憤ぎふん悔恨かいこん交互こうごほおあつくした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義憤ただしきいかりの爲に汝等を殺し汝等の樂しき生活をち、かくして汝等の嘆を生み出せる家は 一三六—一三八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)