羅綾らりょう)” の例文
瑠璃珊瑚るりさんごちりばめた金冠の重さに得堪えぬなよやかな体を、ぐったり勾欄にもたれて、羅綾らりょう裳裾もすそきざはしの中段にひるがえし、右手に大杯を傾けながら
刺青 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
裸体に、かずいて、大旗の下を行く三人の姿は、神官の目に、に、紅玉ルビイ碧玉サファイヤ金剛石ダイヤモンド、真珠、珊瑚を星のごとくちりばめた羅綾らりょうのごとく見えたのである。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
羅綾らりょうたもとしぼりたまひぬ 秀
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
羅綾らりょうのたもとは
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まことに相済まない、余計な処へ誘ったばかりで、何とも飛んだ目にお逢わせ申す、さぞ身体からだに触りましょう、汚させ、濡れさせ、跣足はだしにさせ、夜露に打たせて……羅綾らりょうにも堪えない身体からだ
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)