もみ)” の例文
木枯にいたんだ筒井の顔は、うちぎの裏もみをひるがえすように美しいくれないであった。美しすぎるのに貞時の心づかいがあったのだが、筒井は笑ってやはりめなかった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)