“紅絹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もみ94.5%
くれない1.8%
べにきぬ1.8%
べにぎぬ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小僧さんのする盲目縞めくらじまの真黒な前かけでもあることか、紫地に桜の花がらんまんと咲いて、裏には紅絹もみのついているちりめんのチョン髷
『あゝ、ゆめではありますまいか、これゆめでなかつたら、どんなにうれしいんでせう。』と、とゞかねたる喜悦よろこびなみだをソツと紅絹くれない手巾ハンカチーフ押拭おしぬぐふ。
即ち紅絹べにきぬ素練をいて小旗を作り、各々歌や詩を書いて戦場に臨んだと記録にある。
応仁の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
近頃ちかごろはやりもののひとつになった黄縞格子きじまごうし薄物うすものに、菊菱きくびし模様もようのある緋呉羅ひごらおびめて、くびからむねへ、紅絹べにぎぬ守袋まもりぶくろひもをのぞかせたおせんは、あらがみいあげた島田髷しまだまげ清々すがすがしく
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)