紅緒べにを)” の例文
看護婦が急いで行って、一足の紅緒べにをの草履を足元にそろへた。お葉は、慄へながら血気ちのけのないやうな、白い死んだやうな片足をそっと降した。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
紅緒べにを木履かつこれた。
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)