“粗々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらあら33.3%
そそ22.2%
あら/\11.1%
そゝ11.1%
そゝっ11.1%
ほぼ11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栗の木はいつしかガツシリした姿勢と粗々あらあらしい木肌とを持つた立派な一本立の木になつた。
栗の木はいつしかガツシリした姿勢と粗々あらあらしい木肌とを持つた立派な一本立の木になつた。
愛の詩集:03 愛の詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
こんな粗々あらあらしい仕方で嘘と顔を突き合わせたのは生まれてはじめてであった。
小波瀾 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
(後で閉めたんでございますがね、三輪みいちゃん、お才はんが粗々そそかしく、はあ、)
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「落ちついているようだが、案外粗々そそっかしい爺さんだね」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
よごした顏、亂れた服裝(彼の上衣うはぎは、まるで取つ組み合でもして背中から裂けてしまつたかのやうにだらりと腕から垂れ下つてゐた)、絶望したやうな、しかめ顏、粗々あら/\しい逆立さかだつた頭髮等は巧みに人相を變へてはゐたが、私にはロチスター氏であることが分つた。
然るべき媒妁なこうどを頼み、娘を貰って下さいと云ったら、屹度炭屋は御用達の娘は嫌いだぐらいは随分云いかねねえ男だから、兎も角も明日あした明樽買いが来たら呼んでくれ、相談をして見ようよ、これ/\よしや、明日のう、あの粗々そゝっかしい明樽買いが来たら
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
久「やア多助さんか、今日ばかりはわしが先きだと思ったのだが、負けやした、わし粗々そゝっかしいから宜く物を忘れるのだよ、今日も樽を買ったうちへ手拭を忘れたものだから取りに返り、遅くなったのだよ、婆さんお茶を一杯お呉れ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
従って十五六にして「粗々ほぼ技能有ぎのうあり」と伝えられている位、師に対抗出来た小次郎は立派な達人であったらしい。
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)