“笑方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わらいかた50.0%
わらひかた33.3%
ゑみかた16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(分ったか、何、分った、偉い! 出来でかす、)と云ってね、ふふん、と例のいや笑方わらいかたをして、それ、直ぐに芸妓連げいこれんの顔をぎょろり。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なんにもはずきふにものもいはれないでみまもると、親仁おやぢはじつとかほたよ。うしてにや/\と、またとほり笑方わらひかたではないて、薄気味うすきみわる北叟笑ほくそゑみをして
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ものとを見較みくらべながら、かたまけると笑方ゑみかたの、半面はんめんおほニヤリにニヤリとして、岩魚いはな一振ひとふり、ひらめかして、また、すた/\。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)