をは)” の例文
在来の倫理に唯諾ゐだくし、在来の道徳を墨守ぼくしゆし、何事かの事業にはまりて一生ををはるを以て、自ら甘んずること能はざるものあるに似たり。
かくごときのもろもろ悪業あくごふ、挙げて数ふるなし。悪業を以ての故に、更に又諸の悪業を作る。継起してつひをはることなし。昼は則ち日光をおそれ又人および諸の強鳥を恐る。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
かくごときの諸の悪業、挙げて数ふるなし。悪業を以ての故に、更に又諸の悪業を作る。継起してつひをはることなし。昼は則ち日光をおそれ、又人および諸の強鳥を恐る。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
継起してつひをはることなしと云ふがそれぢゃ。いつまでたっても終りにならぬ、どこどこまでも悪因悪果、悪果によって新に悪因をつくる。な。うぢゃ、うかむ瀬とてもあるまいぢゃ。
二十六夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)