“竇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あな50.0%
とう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漁師の子は遁(のが)れて靴工の宅に入り仔細を明かし、踵(かかと)を前に指を後にした靴一足を拵(こしら)えもらい、穿(うが)って村を出るに高い牆(かき)で取り廻らして踰(こ)ゆる事ならぬから、やむをえず水竇(あな)中から出た。
称す是れ盗魁(とうかい) 匹として蜃気楼(しんきろう)堂を吐くが如し 百年の艸木(そうぼく)腥丘(せいきゆう)を余す 数里の山河劫灰(こうかい)に付す 敗卒庭に聚(あつ)まる真に幻矣 精兵竇(あな)を潜る亦奇なる哉 誰か知らん一滴黄金水 翻つて全州に向つて毒を
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ある日昼寝をしていると、一人の褐色(かっしょく)の衣を着た男が榻(ねだい)の前に来たが、おずおずしてこっちを見たり後を見たりして、何かいいたいことでもあるようであった。竇(とう)は訊いた。
蓮花公主 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
「わたくしでございますか、わたくしは、廷章(ていしょう)と申します、姓は竇(とう)でございます」
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)