“穂波”の読み方と例文
読み方割合
ほなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ウム、やはりそうじゃった、角間の蔵人くろうどうじ、わしらは、穂波ほなみ村の者だよ、あんたの若いころから知った者だ、まア何年ぶりだか分らねえが」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
来月のせわしさを見越して、村でも此月ばかりは陽暦ようれきで行く。大麦も小麦も見渡す限り穂になって、みどりの畑は夜の白々と明ける様に、総々ふさふさとした白い穂波ほなみただよわす。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いね穂波ほなみ
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)