“稱(よ)” の例文
新字:称
かさ/\と乾(かわ)いて、渦(うづ)に成(な)つて、稱(よ)ぶ如(ごと)く眞中(まんなか)に穴(あな)のあいた、こゝを一寸(ちよつと)束(たば)にして結(ゆは)へてある……瓦煎餅(かはらせんべい)の氣(き)の拔(ぬ)けたやうなものである。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
姿を借りてその群の中に伍してゐたか、或は時流が一樣にそれらの人をもくるめて、武者修業と稱(よ)んだだけに過ぎない。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
『好(す)きなら、もつと幾(いく)らでも話(はな)す』とグリフォンが云(い)ひました。『それが胡粉(ごふん)と稱(よ)ばれる理由(わけ)は?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「そいつは氣が付かなかつたな。これからは八五郎親分と、親の附けた名で稱(よ)んでやらうよ」
或(あるひ)は愛(あい)ちやんは其(そ)の者(もの)を魚(うを)と稱(よ)んだかも知(し)れませんでした
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)