“種種”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろいろ60.0%
しゅじゅ13.3%
いろ/\6.7%
くさぐさ6.7%
しゆ/″\6.7%
しゆじゆ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隣の者が驚いてその家へ往って見ると、かまどの中で種種いろいろ書類かきつけや道具でも焼いたのか、その中に箱の燃えさしや紙の燃えさしが散らばっていた。
水面に浮んだ女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
神にも拝謁はいえつのできぬものにはあらざるべしと決心し、これより種種しゅじゅの善行を志し、捨身すてみ決心して犬鳴山けんめいざんこも大行たいぎょうをはじめ
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
近江さんに案内して頂いて自分達はイザル川を横ぎり森の中を雨に濡れながら歩いた。川は石灰いしばひとかした様に真白まつしろな流れがげきして居た。森には種種いろ/\が鮮かに黄ばんで居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ここに太后、神せして、言教へさとし詔りたまひつらくは、「西の方に國あり。くがねしろがねをはじめて、目耀まかがや種種くさぐさ珍寶うづたからその國にさはなるを、あれ今その國をせたまはむ」
女子参政権問題の生じた事などに種種しゆ/″\の複雑した原因はあるにしても、その主たる原因は外面の化粧に浮身をやつ巴里パリイ婦人とちがつて
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
種種しゆじゆいろ大理石を自由に使役して、この高雅と壮大と優麗との調和を成就したれの才の絶大さよ。此処ここには彼れの雄偉ゆうゐなる未成品「ちう」「」「てう」「せき」の四像もあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)