“神通川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんずうがわ50.0%
じんつうがわ33.3%
じんつうがは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
極めて稀有けうのことで、この宮川が、神通川じんずうがわとなって海に注ぐまでの間にも、二度と出くわすべき性質のものではありません。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
飛騨ひだ高山越たかやまごえをいたす心でございますから、神通川じんつうがわの川上の渡しを越える、その頃の渡し銭はわずか八文で、今から考えると誠にやすいものでござります。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
西にし神通川じんつうがは堤防ていばうもつかぎりとし、ひがし町盡まちはづれ樹林じゆりんさかひし、みなみうみいたりてき、きた立山りふざんふもとをはる。此間このあひだ見通みとほしの原野げんやにして、山水さんすゐ佳景かけいいふべからず。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)