“神神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうごう50.0%
かうがう37.5%
かう/″\12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、空の上に、なん百となく、すきとおるような神神こうごうしいもののかたちがみえました。そのすきとおるもののむこうに、船の白い帆や、空のあかい雲をみました。
墓場の薔薇ばらの花、屍體したいから出た若いいのち、墓場の薔薇ばらの花、おまへはいかにも可愛かはいらしい、薄紅うすあかい、さうして美しい爛壞らんゑかをり神神かうがうしく、まるで生きてゐるやうだ、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)